金田一耕助シリーズ「八つ墓村」映画版/ドラマ版 キャスト比較

「八つ墓村」歴代キャスト比較


【原作】
横溝正史の長編推理小説。
「八つ墓村」横溝正史


<金田一シリーズ作品キャスト比較>


金田一シリーズの中でも、「八つ墓村」は、
「犬神家の一族」の次に多い映像化作品。

・映画 3作
(1951年、1977年、1996年)
・ドラマ 7作
(1969年、1971年、1978年、1991年、
 1995年、2004年、2019年)

この中から6作を比較↓

【キャスト比較表】
八つ墓村歴代キャスト比較
※名前や設定は変更されている場合あり。

 1977年映画 


1977年映画「八つ墓村」

1977年9月公開。配給収入19億8600万円
テレビ初放送時の視聴率は34.2%。

映画「砂の器」の
監督・野村芳太郎、脚本・橋本忍らが制作。

金田一耕助=渥美清、森美也子=小川真由美。
※渥美の起用は、原作者横溝の希望から決定。

寺田辰也を萩原健一が演じ、
その少年時代を吉岡秀隆が演じた。
※吉岡は2019年ドラマの金田一役。


 1978年ドラマ 


1978年ドラマ「八つ墓村」

1978年4~5月、
TBS系列で1話55分の全5回で放送。
金田一耕助=古谷一行。
森美也子=鰐淵晴子。

原作とは違い、里村典子は登場しないため、
辰弥と美也子が恋仲になる。
辰弥の父・亀井陽一は、原作では英泉だが、
今作では寺男・富蔵として密かに辰弥を見守る。
前半は原作に比較的忠実で、後半は大きく異なる。


 1991年ドラマ 


1991年ドラマ「八つ墓村」

1991年7月、TBS2時間テレビ枠で放送。
金田一耕助=古谷一行。
森美也子=夏木マリ。

亀井陽一は原作通りに英泉として登場。


 1996年映画 


1996年10月公開。
石坂浩二主演の金田一シリーズの監督、
市川崑による17年ぶりの金田一映画。

金田一耕助=豊川悦司。
森美也子=浅野ゆう子。

亀井は戦病死しているため、英泉は登場しない。
里村典子は登場するが、辰弥と恋仲にはならない。
美也子の死因が原作とは異なる最期。


 2004年ドラマ 


2004年10月、フジテレビ2時間ドラマ枠で放送。

金田一耕助=稲垣吾郎。
森美也子=若村麻由美。

1977年版映画へのオマージュと思われる設定あり。

金田一と親しい作家という設定で、
小日向文世演じる横溝正史が登場する。


 2019年ドラマ 


2019年ドラマ「八つ墓村」

2019年10月、NHK BSプレミアムで放送。

金田一耕助=吉岡秀隆。
森美也子=真木よう子。

亀井陽一は原作では小学校教師だったが、
本作では上級の学校の教師。
鶴子は教え子なので、交際を秘密にしていた。


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金田一耕助シリーズ「悪魔が来りて笛を吹く」映画版/ドラマ版 キャスト比較

「悪魔が来りて笛を吹く」キャスト比較



【原作】
「悪魔が来りて笛を吹く」横溝正史

横溝正史の長編推理小説で、
「金田一耕助シリーズ」の1つ。

ストーリー冒頭に出てくる「天銀堂事件」は、
実際にあった「帝銀事件」がモデル。

小説では、宝石店「天銀堂」に保健所職員名乗る男が
「伝染病予防のために来た」と店員を騙し、
毒薬を飲ませて殺傷した強盗事件。

実際の事件は、
1978年1月、帝国銀行に現れた男が、
行員らを騙して12名を毒殺し、
現金と小切手を奪った銀行強盗殺人事件。


<金田一耕助役シリーズ キャスト比較>


「悪魔が来りて笛を吹く」は、
・映画が2本
(1954年・1979年)
・ドラマが5本
(1977年・1992年・1996年・2007年・2018年)

その中から1954年版以外の、6作を比較。
※1954年版の金田一耕助は片岡千恵蔵。


【キャスト比較表】
悪魔が来りて笛を吹くキャスト比較
※名前や設定は各作品で原作と異なる箇所がある


 1977年ドラマ 



1977年6月、各話1時間の全5回で放送。
金田一耕助役=古谷一行。

椿英輔の名前の読みが、
「ひですけ」ではなく「えいすけ」。


 1979年映画 


1979年1月公開。
金田一耕助役=西田敏行。

原作とは違い、お種と小夜子は同一人物。

東太郎の指が欠損しているという設定がないため、
フルートの運指に関するトリックが無い。

治雄と小夜子の実母が、原作とは逆になっている。

プロデューサーの角川春樹と
原作者の横溝正史が出演している。


 1992年ドラマ 


1992年4月、TBS系列の2時間ドラマ枠で放送。
金田一耕助役=古谷一行。

東太郎は家族として「椿」姓を名乗っている。
小夜子は出てこない。そのため、
復讐は慕っていた戸籍上の父・英輔のため。


 1996年ドラマ 


1996年10月、フジテレビの2時間ドラマで放送。
金田一耕助役=片岡鶴太郎。

利彦と秌子は兄妹ではなく従兄妹という設定。

公丸は原作では利彦の伯父だったが、本作では父親。
父である公丸の差し金で、秌子の実家の財産目的で
利彦が秌子を強姦し、生まれた子が東太郎。

東太郎の三島性は本名。
おこまは養母として登場するが、小夜子は登場しない。


 2007年ドラマ 


2007年1月、フジテレビの2時間ドラマで放送。
金田一耕助役=稲垣吾郎。視聴率14.4%。

玉虫公丸は、利彦と秌子の父親。
そのため、利彦や一彦の名字は新宮ではなく玉虫。

原作者の横溝正史の役を小日向文世が演じている。


 2018年ドラマ 


2018年7月、NHK BSプレミアムの2時間枠で放送。
金田一耕助役=吉岡秀隆。

秌子が利彦の姉で、原作とは逆となっている。
近親相姦も秌子が積極的に主導していた。


金田一耕助シリーズ「獄門島」歴代キャスト比較

「獄門島」映画とドラマのキャスト比較



【原作】
「獄門島」横溝正史

横溝正史の長編推理小説で、
金田一耕助シリーズの一つ。


<映画2作>
1949年、1977年。

<ドラマ5作>
1977年、1990年、1997年、2003年、2016年。

1949年を除いた6作のキャストを比較。
1949年の主演は片岡千恵蔵で、
金田一役と嘉右衛門の2役を演じた。


【キャスト比較表】
金田一耕助獄門島キャスト比較


 1977年映画 



1977年8月27日公開。
主演:石坂浩二、監督:市川崑。

原作者・横溝正史の了承を得て、
犯人は原作とは異なる人物に変更されている。

勝野の少女時代を、
荻野目慶子と荻野目洋子の姉妹が
場面を分担して出演していた。

警部の名前は原作の磯川ではなく等々力。
儀兵衛の妻の名前は志保ではなく巴。

テレビ放送された際、
「キ○ガイ(気違い)」の音声が消された。

原作では金田一が一緒に島外へ行こうと誘うが、
今作の映画では、冗談ではあったが、
島外へ連れ出してほしいと早苗の方からが言う。


 1977年ドラマ 


上記の映画が公開される前の
7/30~8/20(全4回)TBSで放送された。
主演:古谷一行。

事件の謎を解く重要な鍵である俳句用語
「季違い」と「気違い」の同音異義語の
聴き間違いのトリックがなくなっている。
与三松が精神に異常がある設定もない。
※2016年のドラマ版のみ原作通り。


 1990年ドラマ 


1990年9月、フジテレビで2時間ドラマ枠で放送。
主演:片岡鶴太郎。

与三松はお小夜と心中して既に死亡している設定。
金田一等の登場人物の性格が原作と異なる。


 1997年ドラマ 


1997年5月、TBSの2時間ドラマ枠で放送。
主演:古谷一行。

「きちがい」に関する設定なし。
与三松が座敷牢に幽閉されている理由は、
精神異常ではなく、ヒロポン中毒のため。
儀兵衛は既に亡くなっている。


 2003年ドラマ 


2003年ドラマ「獄門島」

2003年10月、テレ東の2時間ドラマ枠で放送。
主演:上川隆也

「きちがい」設定なし。
与三松は、病弱のため座敷牢に居る。
原作で年子だった3姉妹が、三つ子となっており、
月夜を三倉佳奈が、
雪枝と花子の2役を三倉茉奈が演じている。
原作では、金田一が早苗に島外に出るように誘うが、
今作では早苗の方から金田一を誘っている。


 2016年ドラマ 


2016年ドラマ「獄門島」

2016年11月、NHK BSプレミアムで放送。
主演:長谷川博己。

「きちがいじゃが仕方がない」の言葉や
与三松の精神に異常をきたしている設定等、
映像化されたドラマで唯一原作通りとなっている。


<横溝正史関連記事>


「犬神家の一族」映画版/ドラマ版 歴代キャスト比較

「犬神家の一族」歴代作品キャスト比較


【原作】

横溝正史による長編推理小説で、
金田一耕助シリーズの1つ。
同シリーズの「八つ墓村」と並び、映像化作品が多い。

<映画 3作>1954年、1976年、2006年。
<テレビドラマ 8作>
1970年、1977年、1990年、1994年、
2004年、2018年、2020年、2023年。

計11作品の中から
6作品のキャストを比較してみました。

【キャスト比較表】
犬神家の一族歴代キャスト比較

1976年映画



金田一耕助=石坂浩二。監督 市川崑。
1976年10月公開。配給収入は15億6000万円。
原作者の横溝正史が那須ホテル主人役で、
製作総指揮の角川春樹が刑事役で出演している。
1978年テレビで初放送された際、
視聴率は40.2%だった。


1977年ドラマ



1977年4月、TBS系列で1時間枠で
毎週土曜 全5回で放送。
初放映時の最高視聴率40.2%。
ドラマ「横溝シリーズ」「金田一耕助シリーズ」で
多くを金田一耕助を演じた古谷一行が
初めて金田一を演じた作品。


2004年ドラマ

2004年4月、フジテレビの2時間枠で放送。
金田一耕助役は稲垣吾郎。
香琴役の岸田今日子は1976年映画で同役で出演。
梅子役の佳那晃子は1976年映画で菊乃役で出演。
(※旧芸名の大関優子で出演)


2006年映画



2006年12月公開。
1976年映画の同監督・同主演でリメイク。
大滝秀治も1976年映画と同じ役で出演。
加藤武も名字は違うが同じ役の署長役で出演。
佐清役の尾上菊之助は、松子役の富司純子の実の長男。
制作条件として、市川監督は金田一役は石坂とし、
プロデューサーは珠世役は松嶋菜々子をと主張した。

1976年版を完全収録し、
2006年版と徹底比較できるマルチアングル機能付き。
監督ドキュメント、未公開シーン、メイキング等あり。


2018年ドラマ

金田一耕助役・加藤シゲアキ。
2018年12月、
フジテレビでスペシャルドラマとして放送。

2023年ドラマ

金田一耕助役は吉岡秀隆。
吉岡はNHK制作の『金田一耕助シリーズ』では
「悪魔が来りて笛を吹く」「八つ墓村」に次ぎ
3作目の金田一役となる。


<横溝正史 金田一耕助シリーズ関連記事>



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